3月も最終日

コロナウィルスの脅威で

自粛ムードから、厳戒態勢に変わりつつある

2020年の春が、こんな状況になるとは

彼と今月2度目の約束

月に2度も逢えるなんて、今まで一度もなかったこと

こまめに連絡をくれるのも、逢える日を早めた提案も

深まる体の関係が、逢って確かめたい感覚を強くしている

それはお互い様なのに

結局、それだけなのか...と

彼に対して、ちょっとそんな気持ちになったり

逢いたいと想っている、それだけでいいんじゃない

逢える楽しみに、たっぷりの愛欲に染まったり

引き戻され、愛情を量ろうとしたり

本来なら、不要不急の外出を控えなければいけない、この時期に(>_<)

そんないろんな気持ちのまま

彼に逢いに行ったのです

電車での遠出

いつかの寂れた街で、仕事終わりに合わせて彼を待つ

定時になっても既読にならず

ロイヤルミルクティーを飲みながら

気持ちを落ち着かせる

昔から、このお店に来ると、なぜかミルクティー☕️を注文してしまう

30分経ったところで、今から向かいますと連絡がきた

更に30分待ったところで、着いたよー

私は、すぐさまお店を出て、外に居ると

気付かずにお店へ入っていこうとする彼

待って〜私ここよ…って

後ろから追いかけて、ようやく横顔をとらえた

微笑む顔が、すぐここに(◡‿◡*)❤

そのままホテルへと歩き出す

行きたいところは決めていたみたい

すぐに到着

コロナウィルス対策　

当ホテル側の取り組み

と、書かれた張り紙がフロントにあった

でも在室はわすが三室のみ

大好きな人と一緒時間は

やはりかけがえのないもので

私は彼の胸で『大好き♡』と思わず口にした

（ここで、俺もだよ・・・）はなく

（￣ー￣?）.....??ｱﾚ??

甘いこと、言ってみようかな・・・と言ってませんでした？

言わないよ～グダグタになるでしょ！の姿勢

『今月２度会ってるよね。知ってた？』

これが甘さの表現だと言うの？💦

とっても濃厚な時間を過ごし

あっという間に時間…

帰り支度を慌ててして

お別れのハグをする時

マスクをズラして

素早くチューをした

ホテルを出たら、これでバイバイ

急に淋しく感じられた

やっぱり、今日も甘い言葉はもらえなかったが重なった

駅まで送ってくれた別れ際に
もう着いちゃった…
わずか2、3分
もう少し一緒にいたい…
そんな無茶な言葉が飛び出しそうで
引っ込めた

もう帰らなければいけない時間

『別の駅から乗るの？』と聞くと

『うん、少し歩くけど乗り換えなくていいから』

『そっか…送ってくれてありがとうね』と言うと

うんうんと頷く

そして

『大好きだよ』

街の喧騒にかき消されそうな小さな声で呟いた

『へっ？何？何？』と、顔を覗くと

『はい、じゃあね！』って笑う彼

繰り返されることはない言葉

ここで、まさか、彼が、言うとは・・・
だったら、なぜ、さっき、言わないかな・・・

嬉しくて

切なくて

胸がいっぱい

『うん、じゃあね～』

手と手をポンポンと合わせて

またコクンとうなずく彼の顔を見て

手を振った

泣き出しそうで

振り向くことが出来ずに改札へ向かう私

その後小走りで、電車に乗りこむと

たまたま座れた

想いが

涙がポロリ

『気をつけて帰ってね。今日はありがとう』と届いたメールで、またポロリ

いつもの、帰りがけのありがとうの一言

『こちらそこ』涙で滲んで打ち間違えてる私の返信

そのあとすぐに

夜空にブルーに点灯したシンボルタワー

彼が今見てる、景色

写真が一枚🤳送られてきた

とっても綺麗✨

一緒に見ることは出来なかったけれど

淋しい気持ちを優しく包むような写真だった

『ありがとう、元気出たよ。◯◯綺麗だね〜』

『ん？元気なかったの？』

『別れた後の淋しさかな。逢えて嬉しかったし、幸せ感じるから、この淋しいは余韻ともに消化してゆくしかない。それも分かってるけど、泣きそうになることもあるのよ。』

『泣くなら嬉し泣きにして！』って彼

…本当にその通りかも

交際を終わりにしたいと思ってる、そうハッキリ言われたXデーの今日

彼は今日がそんな日だと覚えてもいないと思う

私も話を持ち出すのはやめた

あれから一年…

私たちは、想いを分かち合えてきただろうか

たくさんの嬉し泣きがあった

今があることが奇跡のようでもある

これからも、また大好きだと言って欲しい

そして、まだ好きでいさせて欲しいのです😊

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