台風一過 爪痕…そして教訓
台風が通り過ぎ
翌朝
台風一過
甚大な被害に反して、空は綺麗に晴れ渡っている…
氾濫、浸水の映像
台風の脅威を目の当たり
亡くなられた方も大勢いて、心が痛みます。
我が家は、予想通り台風の進路にあたりました。
坂を下れば一級河川から分岐した川があり、裏には山。
浸水よりは、土砂崩れが懸念される地域
道路挟んで危険地域外となる、なんとも微妙なところではありますが
あくまで危険地域に該当します。
ですが幸い、土砂崩れもなく無事でおります。
すぐ隣町の河川は決壊して
子どものお友達は避難するとSNSで発信していました。
もしかしたら避難することになるよ。荷物まとめておいて。
そう子ども達に伝えると、ちゃんと準備してたのは下の子だけ。
在宅中の夫にも、非常用の道具をここに持ってきておいてと言うと、うんと生返事。
しばらくしても一向に動く様子もなく、この時、いつも通りゲームに勤しんでいる夫を見て、あっー、この人避難する気ないんだなと感じました。
もう、いいや。
ひとりでしよう。持ち出すものを準備していました。
午後になって
「大丈夫かな?こっちに避難してきたら」
車で1時間ほどのとこに住んでいる
妹夫婦が心配して電話をくれた。
どうやら雨風の勢いが、
こちらとは違うらしい。
川も山も低地でもなく、遥かに安全。
いざとなったら、向かおう。
そう思っていました。
報道を見た、親戚からも電話がきたり
私は対応に追われる感じで
そうこうしていると
警戒レベル5避難勧告が発令
家族を集め
話し合いをしました。
①避難所へ向かうか
②妹のところへ向かうか
③ここに残るか
…三択
まず、①は
避難所は自宅と同じ山に面していて土砂崩れの危険がある。
同じ条件なら無理していく必要がないのではないか?⇐全員一致
私と下の子⇐②番
夫と上の子⇐③番
上の子の③の選択は、ここから出るのが面倒だからという短絡的な考え
ですが夫の③の選択は、俺様の家!を守りたいからだと言わんばかりです。
そして、下の子に、「そこまで(妹のところ)避難するなら
もっと早く対応すべきだったんじゃないの?」と
問いただすような言いで説教を始めたのです。
避難準備していた子に向かって
何を言ってるのだろう?この人は・・・・・・
そんな時間的な余裕もないのに。
結局、家族の意見など聞く耳を持たないのだから
家族会議などは意味をなさない。
生命力があって頼りがいのあるところが結婚の決め手だった夫は
昭和の頑固オヤジなところはあっても
子どもに対しての愛情はある父ではありました。
それが、今や絶対君主に変貌して
歯向かうものには牙をむきます。
相談しても無駄だと分かっていても
命に関わるですし
家族ごっこでもいいから、耳を傾けて欲しかった。
残念な気持ちでいっぱいになりました。
さらに雨はひどくなり
外を歩くのもままならないくらい
車で1時間、道路状況が分からな中での避難は
危険と判断して、今回は避難しない選択をしました。
この人は、家族のことより「家」が大事!?
もちろん家は大事ですが、まず、命、あってこそではないのだろうか?
いざとなったら、子どもと一緒に家を出よう
そして、避難するタイミングの難しさを体感しました。
勧告があってからでは、遅いということ
これが今回の台風の教訓です。
そして、今もなお、浸水や孤立されている方も
多くいらっしゃる。
どうか少しでも早く普段の生活が戻ることを祈るばかりです。
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