nokkoの小部屋

ほっこり優しい気持ちで 明日につながりますように

届かぬ想い

週末は、何百回…

彼を思い出したろう…


私は、初めて駅伝大会に参加した。


参加を戸惑ってた私に、まだ時間あるからチャレンジチャレンジ!って、彼が背中を押してくれたのが3ヶ月前。


走るのが得意ではかった私は、当初、5分走るのも難しくて、何度も向いてないなぁと思いながら、まず1キロ走ることを目指して、少しづつ距離を延ばして、どうにか5キロは走ることが出来るようになった。


決して速くはないけれど、fun runがモットーのチームだし、楽しく襷を繋げようってことで、そこを目標に自分なりに頑張ってきた。


つい先日のデートの時、開催日を伝えていたのです。

彼には馴染みのある街だったから、それだけで、嬉しかったりもして。

タイミングが合えば、チラッと見にくるのも

もしかすると、もしかして…なんて思っていたのだけど。


一大事が起こったことによって

夫との摩擦から、耳鳴りがひどくなり

もう10年以上のお付き合いの耳鳴りは

時々こうして、悪化してしまう。

ひどくなると、目眩いもしてくるので、ちょっと気を付けながら過ごさなきゃ。

これは、駅伝大会どころではないのかな…

でも、せっかく準備してきたのに…


彼と少しだけ話したかった。


なのに、話しどころか

メッセージが未読のまま


気持ちは落ちに落ち⤵︎

イヤな予感しかなくて

このままフェードアウトなのかな…と

そんな不安で押し潰されそうで

ドン底の気分だった。


そして金曜日

やはり、おはよ、がこない。

未読は続いていた。

何も言わずに消えないで、と言った私の言葉も届いていなかったのかなと悲しくなった。


2度目の冬も

越せない


そのことを受け止めなくては


精一杯向き合ってきたので

後悔はない


ただ、想いが重なったと思ったのも

私の思い過ごしだったのかな…

そんな気もして

数少ない、言葉を拾い集めていた。


一緒にいてあげたらいいんだけど

そう数日前に言ってた彼はどこ??


不安で何を信じたらいいのか

分からなくなっていった。。。


すると、お昼頃メールがきた時は

メールの通知を見ただけで涙が…

体調に異変があって、インフルエンザかと思って病院へ行き、違ったけど仕事も休んで寝込んでるとのこと。


まさか、そんなことになっていると思っていなかった。

普通は何かあると思ったら、そっちを心配するんだろうけど、私はいつの間にか、フェードアウトの不安の方が大きくなってしまっていた。


体調はツライ状態だったんだと思う。


ただ、丸二日

空いたら心配する

私の状況は、分からなくもないはず


そんな余裕もないし

そんな配慮もできないよ

そう言われたら、それまでなんだけど


すぐさま、病状の心配と、どうしたのかと思ってたことを返信



そして、また未読。



明日は駅伝大会なのよと書いたメッセージを見て、一言でいいから、頑張れ!っとエールが欲しかった。


もう想いも届かないのか


そして、寝込んでいる今


病院へも付き添われ

家でも、身の回りの世話をしてもらって

きっと、家庭の有り難みを感じているであろうことは間違いないと思う。


非日常の私のことなど

多分、出してはいけない

なので、その連絡ツールさえ

開こうとしない。

容易に推測出来てしまう。


しようと思えば

開くことは可能なはずだから

敢えてしない


そう分かっていて


当日も、まだメールを待つ自分が

情けなくなった。


どうやって、気持ちを切り替えていいか


消そうと思えば思うほど

浮かんできて…


寂しくなったら聞いてみて

そう言って送ってくれた

誕生日のボイスメッセージを聴いてみた


なんとかやる気を奮い立たせた!


いよいよ大会はスタート

とっても賑やかで

走っていると気持ち良かった


途中で苦しくなると

そんな時は、こうしたら?って二人で話したことを思い出し

彼が浮かんでは消えて…



こうして、思い出だけで

何とか乗り越えた大会だったけど


もう彼は側にいないのかも




その日の夜

薬飲んでいるけど、ツラい時間の方が多いこと

無事に走り切った?

短いメールが届いていた。


ツラいとこ、メールありがとうね。

無事に終えたことを伝えて


既読にはなったけど

そこで途絶えて


私はもう

必要ないのかな…