無念だよね
東京の感染者が5000人台とピークだった頃
夫がコロナ陽性となり
私たち家族にも2週間の外出自粛が言い渡されました。
子どもは、インハイ3日前
あまりに無念です。
「直前に、こんな結果となり申し訳ありません。」顧問の先生にそうお話すると、どうにかならないかと大会本部に規定等を確認をしてくださったそうで
「出させてあげたかった・・・」と声を詰まらせました。
「これを目指したきたので本人の気持ちを考えると、なんであと数日、、って悔しいです。でも、みんなは大舞台でやり切って欲しいと言ってました。」
「〇〇は(うちの子)は大丈夫ですか?実は、選手の子で、ご家族が感染して、本人も発熱し今PCR検査の結果待ちの子がいます。」
「えっ、そうなんですか。うちは今のところ熱などなく過ごしてますが、結果が心配ですね。」
その子とうちの子は、濃厚接触者のため参加は出来ません。
子どものインハイ出場はなくなってしまいました。
そして、もし部員に陽性者が出たら
その時は、チームの出場も辞退せざるを得ない。
そう聞いてから数時間後
もし陽性なら、チームは参加辞退
それだけは避けたい
みんなの願いでもあったのですが……
願いは叶わず
陽性でした。
この連絡を見た瞬間
子どもは泣き崩れました。
自分の参加がなくなった前日より
さらに深く。
自分だけでなく、チーム自体が参加できない。
こんな無念なことはないだろう。
元気などなく、食欲もなく
ただ食べ物を流してる様子
なんか、味もしないって。
夫も友達も陽性
もしかして??
すぐさま、保健所に電話をして
翌日検査を受けると
子どもも陽性でした。
「お母さん、こればっかりは、誰がいつなるか分かりせんから。たまたま◯◯さんと、◯◯(うち)だっただけで、誰のせいでもないですよ。謝らないでください。チームをまとめ、頑張ってきた子ですから、本当にすごい力を持ってるんですよ。」
大会本部への確認や保護者への説明、管理職への報告と、たくさんのことを同時進行しながら、顧問の先生は、そう慰めてくださいました。
本当に頭が下がります。
小さな時から、これが好きで
部活の為に学校に通っていたような子
大所帯の部活内での軋轢でも
絶対、諦めないって気持ちで
チームを作り上げてきて、ようやく自分たちの代での大舞台
コロナで思うように活動が出来なかった期間も多く
それでも、めげずにやってきたのに
目標としたいたものを成し得ず
突如なくなった
あんまりだよ。
生気を失った瞳が物語っていました。
次がある、ことはないから
私も、かける言葉が見つからないのです。
そして、皆の無念は計り知れません。
みんなに申し訳ない。言葉がない。と、ただ泣きじゃくる子ども。
コロナの症状も心配でしたが
この子のメンタルも…
何より心配
泣いてばかりもいられない
支えていかなくては
そこから
二人の自宅療養者との日々が始まりました。
こんなことになるなんて
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。