nokkoの小部屋

ほっこり優しい気持ちで 明日につながりますように

自宅療養するということ

翌日は、腹痛はおさまり、一安心すると
今度は頭痛がすると。


子どもは、熱がなかった為
解熱鎮痛薬も低容量のものが処方され
飲んでもほとんど効かない。


起きてるのがツラいと、終日寝て過ごしている状態です。
メンタルの方もあるし、心配で…


こうなると、こちらから何度も部屋に様子を見に行くことになります。
部屋に入る時は、ビニール手袋、眼鏡、マスクはその度に交換し、マスクは一日に20枚近く使ったかな。
少し長居する時には、大きなゴミ袋を防護服みたいにして物々しい姿で接することもありました。


アルコール除菌スプレーを常に
あちこちに吹きかけながらの暮らし


正直、ここまで物々しくするのは・・・
すればするほど分からなくもなったりして


この様子を、子どもはどう思うのか?
仕方ないって思う反面、どこか菌扱いされているって
感じてるのではないか?考えると切なくなります。


私と上の子も感染してるなら
ここまで除菌しなくて
物々しい感じにせずに済むんだけど
それが分からないから
出来うることはと必死になり、そして疲弊していきました。


寝れてないし、看病と自分たちの感染の恐れ
全員が感染したらどうなってしまうのだろう?
精神的にも肉体的にしんどい日々でした。



3日もすると、家にストックしていた食材が乏しくなり、食欲のない二人が食べれそうなゼリー飲料や果物が欲しいと思うようになりました。


この時は、ネットスーパーなど便利なものがあるのも頭が回らず、思いついたのは...
何かお困りごとがあれば何なりと!って言ってくれた会社にSOSのLINEをすると、上司自ら買い物に走ってくれ、同僚が玄関先まで届けてくれたのです。
私がお願いしたもの以外にも、同じ主婦ならではの視点で気の利いた食品がいくつか入っていて、涙が出てきました。 本当に有り難かった。
上の子と一緒に何とか乗り越えなくちゃ…そんな気力をもらえました。
本当に恵まれた人間関係の中で仕事をさせてもらえてること感謝しかありませんでした。



発熱から、すでに4日目
子どものことに気を取られていましたが、夫の容態が気がかりになってきました。
解熱剤を飲んでも、熱が下がらなくなり
食欲はなく、熱も38.5℃前後と高い
あまり眠れず、前日から歩くのも辛そうな様子。


保健所からのパルスオキシメーターが届かないため、子どもが友達に買ってきてもらよう頼みました。



さらに、翌日
発熱から5日目
同じ部屋で療養している子どもからLINE電話が
夫が苦しそうにしてる・・・って
熱は39℃、高熱のためか呼吸も苦しそうです。


自宅療養で家族が出来るのは
いつ薬を飲んだかの管理と
栄養、水分補給をさせることくらいしかなく
痛みも息苦しさも取り除くことは出来ません。



保健所のものと頼んだパルスオキシメーターが同時届き
酸素飽和度を計ると
90・・・
間違いでは?
指を変えて、計っても「90」「89」という数値に驚きました。


自宅療養中に相談する症状の目安でいくと
今すぐ救急要請してください←に該当します。


保健所に連絡しました。
折り返しますと、感染対策の担当課からの折り返し待ちが長く
保健所も手一杯なのが分かります。
クリニックの医師に容態を知らせると
救急車呼んだ方がいいと言われ
私は迷わず、救急要請をしました。