ぬくもりのある手
馴染みの街で
彼を待つ時に立ち寄るカフェへ。
ここに来るのも久しぶり
店内の様子に変わりはない。
かなり待つ覚悟をしていたので
軽く食べるものを頼んで
2階の座席スペースで
文庫本の続きを読もうと
意気込んでいました。
彼を待つこの時間が好き♡
定時を過ぎてすぐ
『今、仕事終わりました。
どちらに向かえばいいかな?』
あら⁉︎…早い!!
残念、意気込んだほど
ゆっくり読書するほどの時間もなく😅
でも、無事に来れるみたいで
よかったぁ(^.^)
もう着くよー
外に出ると、反対側に
久しぶりの彼の姿
スーツが似合ってる❤️
初めての上着に
そうそう、これ!!
ずーっと見たかったんです☺️
横目で彼の顔をチラ見しながら
ようやく、逢えた♡
本物だなぁって
もう、この顔も何度も薄れてたのよーって心の中での悪態と、嬉しさとが入り混じりながら
いつも素通りしていた
駅近のモダンなホテルへ。
時間はないし、早く二人の空間になりたくて
待ち時間に電話で空き状況も確認済み
わずか1分で到着の近さ!笑
抱き合うと
彼の感触がやけにフィットします♡
しばらく振りだけど
ホッとする安心感が
すごくあって🥰
好きにしていいよー
そう言って、手を広げてくれていました笑
抱きかかえたまま
ベットに運ばれ
向かい合うと
マスクをしたままの
切れ長の目が笑ってます。
◆「何?シミ出てるなぁとか思った?」
◇「ううん。見えてない。ほぼマスクだから(^^;」
◇「でも、目元がお疲れかな?」
◆「そう?会ってない間に老化してるだけかもよー」
◇「そんなことないでしょ...笑」
マスクをずらして確かめると
◇「あぁ~お疲れでもないかな、大丈夫みたい」
◇「っていうより、相変わらず、綺麗なお肌。ね..」
しばらく静止中
ポワーン(꒪ˊ꒳ˋ꒪)ꕤ*.゚
見つめていると
◆「なになに、ちょっと・・・」
顔を背けようとするいちくん
◇「もう~そうやって、照れるのやめてもらえますーっ!!イチイチ照れてるでしょ」に
あはははっ、バレたかといった感じで観念
(★´∀`)ノ。。。。。。+❤ฺ·。❤ฺ·。+❤ฺ·
横たわり
抱きしめられ
彼がわたしの頭を撫でながら
『大変なこと起こって
お母さんとして頑張ったし
なかなか会えなくても頑張ったし
褒めてもらえなくても頑張った。』
『よくやった、偉かったね』
そう言いながら
わたしの頭をポンポン…
うそ??
わたし、ポンポンされてる??
『う、うん
頑張ったよ…
ありがとう❤️』
まさか、いちくんが
そんなことすると思ってもなくて
逢えない間に、何気に支えてくれたり
励ましてくれて
そして、いま、全部まとめて
受け止めてくれている。
嬉し泣きをしていました。
涙が止まらない…
お顔を覗き込まれ
いらない?って
照れ臭そうに言うので
『ううん、貰えるものは全部貰うよー
いちくんがしてくれる
優しさの表現全てを
余すとこなく受け止めたいから』
泣きながら、そう言うと笑
もう一度
ポンポン
ウェ━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━ン!!!!
憎いことするなぁ。
いちくんに
ポンポンされる日がくるとは
思ってもみなかった笑
膝枕で彼を
撫でることはあっても
…このパターンは初めてで
でも、とっても
いいものですね♡
これは、とびっきりのプレゼントなのかな
しばし堪能させてもらいました(ノ*>∀<)ノ♡
この期間にあった
壮絶な出来事を
ひとつづつ消化させていく
時間が流れていました❤️
話たいことは、たくさんあっても
言葉にならない気持ちが
感じられる。
時間にしたら
わずか数分です。
お部屋のライトの明度の影響か
私の瞳が、やけに茶色に見えるって
マジマジ覗き込むので(〃ω〃)
今度はわたしが照れ臭くて笑
キス♡
唇の感触
前より、唇厚くなった?って思うほど
柔らかい。
重ね合わせたカラダは
お互い待ち焦がれていたので
一気に高みにもっていかれ
やっぱり彼との相性は
抜群なんだなぁって
身体は正直ですね笑
テレワークや出張の方が多いのか
廊下から出入りする音が聞こえてきて
さっきまでの声も
だだ漏れだっかもよー?って
もう、知らない!後の祭りじゃない😂
リクライニングベッドの頭を少し起こし
そのままの姿勢で
テレビも消して、こちらを見て
仕事の話をしてくれました。
普段のメールだけでは
端折っていて
よく分からないもので笑
とにかく、新しい職場では
会議が多いということ
そして、まだ慣れてないそう
こちらは、今までにもそう聞いていました。
残業も増えてきて
いるようですし
コロナが落ち着いても
これでは、今後もなかなか厳しそう
なんかもう二人で苦笑い😂
泣き笑いです💦
相変わらず、言葉にするのは
絞り出すような
カタコトの"スキ"だけ。
ぎこちなく
いつも突っ込みどころ満載ですが…
いちくんの気待ちは
ここに詰まっているのもしれないな笑
たくさんの、微笑みと
カタコトのスキ♡と
ポンポンしてくれた、温かな手のぬくもり…
優しく楽しい時間を
ありがとう❤️
お互いにお礼を言い合いながら
あっと言う間だねー
バタバタと身支度を整えます。
お部屋を出る前の儀式
次までのぎゅーーっには
頑張るんだよ〜が
込められている。
3ヶ月振りに逢えて
わずか、1時間半
本当にあっという間です。
すぐに駅
またねーの時間。
また2年後ね!…逢えないのを揶揄して言うと
3年後かもねー💦と返され
やめてー!寂しくなる
またね、出来なくなるよ…
そんなやり取りを改札付近で
していると、じゃ、またね…
が、少しだけ遠のく
冗談だよ〜って、手振りで
しばしのやり取り
意を決して
うん、またねーだね!とわたしから。
うん、またね。と手を挙げて、真反対に歩き出しました。
一瞬で人の波にのまれてく。
次に逢えるのは
どれくらいかかるかな??
これから、また季節を越えて
また、いつか…
途方もなく先かもしれないし
そうでないかもしれない。
日常に戻れば
気配を感じることも多々なくなる人だから
この日
いちくんがしてくれた
ポンポンを、心に響かせ
過ごしていこう
ありがとう、大好きよ❤
そんな3ヶ月振りの逢瀬でした。
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